
株式会社コーコス信岡(代表取締役社長:信岡映子)は、このたび広島県福山市にある本社工場をリニューアルすることにしました。2024年5月1日から現在の工場を解体し、2025年7月1日に新工場の操業を開始する予定です。「CO-COS創生プロジェクト」と題し、従業員一丸となり、同じ目標に向かって工場の成長と発展を目指します。
本社工場リニューアルの目的
1901年、備後絣のふるさととして知られる福山市新市町で、備後絣の卸問屋「信岡商店」として創業した当社。常に時代やニーズに合わせて進化を続けてきましたが、現在の本社工場は、プレスやボタン付けなどの後加工を外注業者に依頼しています。縫製作業を担っている職人は高齢化が進み、ベトナムの自社工場・HOPTHINHから多くの技能実習生を受け入れています。数年前から「このままでは創業以来培ってきた技術が途絶えてしまう」と危惧してきました。国内に技術を取り戻す最後のチャンスです。
明治、大正、昭和、そして令和へ。120年に渡り、時代とともに飛躍してきたCO-COSは、長年、培ってきた技術を未来へ繋げていくために新たな形の工場を作ることにしました。CO-COSのモノづくりのDNAを再構築し、さらなる発展を目指します。
常に進化し続ける工場 ~当社の考える理想の工場とは~
(1)一目
製造工程はもちろん、資材の管理、道具の定位置、在庫状況など、各セクションの仕事を瞬時に把握でき、誰が見ても一目でわかる工場。
(2)育つ
高い技術と品質、洗練されたスキームを有し、自分で考えて行動することができる、型紙・仕様書・裁断・縫製・検品のプロが育つ工場。
(3)魅力
目標としているのは、社内・社外・世間の三方よし。世間が魅力的に感じ、自然にお客様の拡大と新規雇用が生まれる工場。
新工場の特徴
(1)1・2階は工場、3階は展示室の3階建て。はたらく人に安心と安全、快適さを提供すると共に、縫製業の魅力やワーキングウェアの情報を発信します。
(2)新しい時代に向き合う挑戦的な姿と、地域の新しいランドマーク的存在を表現。外壁には縫製された布をイメージした外装材を採用し、繊維業を営む当社らしいデザインにします。
(3)仕上げのプレスで使用するボイラーを新たに導入し、将来的に自社で丸縫いができるよう全行程の内製化を図ります。
(4)小ロットの個別加工のオーダーにも細やかに対応し、常に新しい技術・新しいサービスに挑戦します。
(5)国内での生産量はキープしつつ、さらに品質を上げ、海外の縫製工場にCO-COSの技術を発信します。
(6)工程の全体の流れを意識し、自分で考えて行動できる人材を育成。「自分たちがCO-COSの品質を作っている」という自信と誇りを持って仕事に取り組みます。
工場見学・イベント
(1)工場見学、バザーなど参加型のイベントを実施し、地域の皆さまが集い、地域の皆さまに愛される工場にします。
(2)同業メーカーや地方自治体を巻き込み、「繊維のまち」「ワーキングウェアのまち」として地域の活性化を目指します。
新工場の概要
所在地:広島県福山市新市町戸手255-1
敷地面積:2,486,62㎡(実測面積)
着工時期:2024年5月
竣工時期:2025年7月(予定)
業務内容:型紙仕様書、裁断、縫製、仕上げ、検査
コンセプト:縫製業の魅力を発信し、はたらく人を支える工場
新工場に関する情報はこちら
本社工場をリニューアルし、「CO-COS創生プロジェクト」を推進するにあたり、専用ホームページを作成しました。当社の工場の歴史、モノづくりへの想い、新工場の概要などを掲載しています。最新情報は随時更新していきます。
https://www.co-cos.co.jp/creation/
新工場イメージ


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株式会社コーコス信岡 本社工場マスコミ対応窓口:平田和也
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〒729-3101
広島県福山市新市町大字戸手68番地
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